ブリッカを極細挽きの粉で抽出してみました
ブリッカを使う時はコーヒー粉は細かい方が良い、でもあまり細かすぎるのは良くないと聞きます。そこで極細挽きで抽出するとどうなるのかやって見ました。我が家にはエスプレッソマシンと、エスプレッソ専用グラインダーがあります。このmazzer のmajor v electronicを使って検証してみます。
レシピ
ブリッカ抽出のレシピは以下の通りです。
- 豆:18g
- 水量:100ml
こうやってみると改めてシンプルな抽出器具だなと感じますね。ただそのせいでクレマがうまく作れない時の、解決方法が見つけ難いのかもしれません。
では早速豆を挽いていきます。
18gの豆を手動の設定で一気に挽きます。細かさは画像では分かり難いですが、かなり細かくて塊になります。例えるならココアパウダーに近いでしょうか。
ではこの粉をバスケットに充填して抽出してみます。抽出は2回行いました。どうしても火力は一定に出来ないので、仕上がりにムラがあるためです。
1回目の抽出
1回目の抽出では、どちらかと言うと普通に抽出した場合とあまり違いは感じられませんでした。
2回目の抽出
次に2回目の抽出を行いました。次はクレマが増えました。
メッシュも粉量も水量も同じです。と言うことは、クレマの量が変化した要因は火力にありそうです。我が家の場合ガスコンロなので、火力を一定に保つのが難しいのです。
いずれにしても、メッシュを細かくすることはクレマにとってマイナスには働かないようですね。むしろ2回目のように増える時もありました。
味について
ブリッカでクレマを作りたくってここまでクレマの話をしてきましたが、ちゃんと美味しいかどうかが大切です。本質は美味しく飲めるか、そして楽しく飲めるかだと思います。と言うことでお味の方ですが、味はnext gで挽いた方が美味しかったです。味はマシンで抽出したエスプレッソに近く、ちょうど良いコクと苦味(いろいろな種類や焙煎度の豆があるので、あくまでも今回の場合ですが…)。
それに対して極細挽きでは、ちょっと苦過ぎました。過抽出のエスプレッソに似た味です。個人的にはnext gで挽いた場合でもクレマはちゃんと出来るし、美味しさでも軍配が上がっています。ただし味に関してもいろいろな意見があると思うので、ここでの結論は美味しいコーヒーを抽出するのに「極細挽きはやっぱり良くない!」と言うよりも、極細挽きにまでする必要はないと言った方が自然な表現な気がします。
丸ロシを使ってみた
番外編ですがあとやってみた事は、丸ロシを使ってみると言う事です。丸ロシを使うと、基本的にクレマは増える方向です。なので極細挽きの条件に更にロシも使う、と言うことをやってみました。
ろ紙はカリタから販売されている丸型ろ紙の3番です。これが2カップのマキネッタにはぴったり合います。結果ですが、クレマは少し増えたかな?くらいでした。確かにプラスに働いてはいますが、ロシを使った事で大きく効果があったと言うわけではありませんでした。
まとめ
ブリッカで抽出するときに極細挽きにする事で、特にクレマに対して大きな影響は感じられませんでした。ただし味に関しては、やはり細かくする分苦みが増しますように思います。そもそもそこまでの極細挽きにするにはそれなりの道具が必要になってきますが、そういった器具が無くてもクレマも作れるし、美味しいコーヒーが注す津出来るという事が分かった検証でした。