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ブリッカが吹きこぼれる理由

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エスプレッソのようなクレマが作れるマキネッタ、ブリッカ。我が家で定期的に使っているのですが初めから上手くクレマが作れたわけではありませんでした。「ブリッカを使えば誰でもクレマが作れる!」と手放しで良かった訳じゃなく、いくつか押さえておかないといけないポイントがあったんです。とくに最初に抽出した時には、思い切り吹きこぼしてしまい大変なことに…。ここでは、その吹きこぼれの原因と、対処法について紹介します。

呼び方について

まずその前に名称ついて少し触れたいのですがブリッカについて調べると、マキネッタ、モカポット、モカエキスプレス、などなど何だかいろんな名前も一緒に出てきます。初めの頃これらが別のものを意味しているのか、同じものなのかハッキリしなくてモヤっとしていました。まずマキネッタとモカポットですが、それらは同じ物を指していて、直火式エスプレッソメーカーの総称になります。次にモカエキスプレスは、ビアレッティと言うメーカーの製品名です。一番定番の商品ではないでしょうか。そして今回紹介するブリッカもそのラインナップの一つと言うわけです。

どこかで見たことがあるマキネッタの定番、「モカエキスプレス」
こちらはブリッカ。おじさんマークの下に「Beikka」とあります

また“エスプレッソメーカー”と言っていますが、カプチーノなどを作る時のマシンを使って抽出するエスプレッソとは、抽出方法もテクスチャー(食感)も違います。なので液体としては別物と思っておいた方が良いでしょう。ブリッカはクレマが作れると言っていますが、それも厳密にはエスプレッソマシンで抽出した時に発生するクレマとは異なるものになります。ただ、じゃあエスプレッソっじゃないの?って思うかも知れませんが、本来エスプレッソとは”素早く抽出できる”と言う意味なので、素早いかどうかはともかくとして意味は通ります。

吹きこぼれの原因とは

前置きはこれくらいにして本題に入りましょう。ブリッカが吹きこぼれてしまう原因、それはシンプルに火にかけすぎていると言うことです。モカエキスプレスを使った経験のある人は、マキネッタはどれもコーヒーが出切るまで火にかけておくものと言う先入観を持ってしまうかも知れません。これが一番の問題で、同じようにずっと火にかけていると…大変なことになったと言うわけです。

対策

対策としてはこちらもシンプルで、途中で抽出を切り上げるというやり方になります。またそのやり方には2つの方法があり、一つは早めに火を切ってしまうと言うこと。もう一つは、抽出の途中で火から上げてしまうと言うことです。どちらも目的は同じです。
火を切る場合は、「ブシュ〜!」と本格的な抽出が始まったくらい。量で言うと全体量の3分の1くらい抽出が進んだくらいで切ります。ただお勧めの方法は、後者の火から離してしまうやり方になります。タイミングはこちらの場合も同じくらいで良いのですが、火から離してしまう方が良い理由は、火を止めるだけでは予熱で抽出が進むからです。ですので本格的な抽出が始まったら火から上げてしまって、そのままグラスやカップに注いでしまう方が良いでしょう。

ちなみに他にも対策として試してみたけれど、効果が無かった項目を書き出しておきます。

・粒度を出来る最大限まで細かくしたり、粗めにした
・火の大きさを小さくした→小さすぎると上手く抽出できなかった

まとめ

吹きこぼれてしまうと後片付けも大変ですし、せっかくコーヒータイムを楽しもうと思っていたのに落ち込んでしまいます。またコンテンツで、綺麗にクレマを作る方法も説明する予定です。取り急ぎ以下の動画も参考になれば幸いです。

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